疲れた時にはスパイスの効能を頼る

最近、やたらと本業が忙しい。
や、ほとんど収入になっていないわけでこのブログを含め物書き業が副業なのかと言われるとむずかしいところであるのだが、まあ「ものぐさ物書き」を謳っている以上はそういうことにしておかないと格好がつかない。

そういうわけで本日も渋谷編である。
高田馬場のあれやこれを期待している人には申し訳ないと思う。
が、改めない。行ったところを正直に書くのが一番だと信じている。

さて、忙しい時に何を食べるか、であるが。
自分の場合は結構インドカレー率が高い気がする。

なぜかって日本のカレーは油脂と炭水化物重視。前にも書いたかどうか定かではないが、日本のカレーがもったりしているのは米に載せて箸で食べられるようにしているため、という説がある。このもったり加減の源が小麦粉なわけで、炭水化物だ。これをコメにのせるんだからなかなかの糖質量である。

一方でインドカレーの主役はあくまでスパイスなのだが、もともとカレーという料理はスパイスの効能というか、「食べ物を長持ちさせて食中毒を防ぐ」というところに端をはっしている。
というか正確には順番が逆で、そういう目的でスパイスを入れて煮込んだり炒めたりする料理全般のことを「カレー」と呼ぶようになった、という経緯がある。日本で言うと煮込み、とかそんな感じ。
カレーという単体の料理は本来存在しておらず、○○と△△のカレーみたいな使い方をする言葉。

というわけで、スパイスというのは基本的にカラダに良いものしかない、というかそういうものをスパイスとして発展させてきた歴史がある。
もちろん、スパイスの香りを引き立てたり、具材を調理する過程で大量の油脂を使うことになるので、これには注意しなければいけない。
ちなみにこの油脂も食中毒防止に一役買っていることに注意。水だけで調理する場合は表面に最近が繁殖しやすいが、そこに油が浮いていれば防止出来る。つまり、少し油が浮くくらいなのが本式の調理法なのだ。
つくづくカレーというのは高カロリー食である。

さて、肝心のスパイスの効能であるが、インドカレーに使う代表的なスパイスについて幾つか書いてみよう。

まずはウコン。最近ではドリンク剤にも含まれている。カレーが全体的に黄色いのはこれの色による。主な効能は消化系・肝臓の症状改善。
続いてクミン。セリ科の植物の主に果実の部分を利用する。カレーの独特の香りは、だいたいがこのスパイスに由来する。その香りで食欲を増進させつつ、消化器官を刺激して消化能力を高める。ちなみにフェンネルやキャラウェイといったスパイスもインド料理によく用いられるが、同じセリ科なので効能などは似通っている。見た目も似ている。セリ科の果実は食欲増進、とまるっと捉えれば概ね間違っていない。
クローブ。見た目はただの小枝。カレーに入っていると、間違えてそのまま齧ってしまい驚くことがある。肉の臭み消しなどに用いる。その香りで食欲を増進させる他、雑菌の繁殖防止などの効果がある。
ナツメグ。和名肉荳蒄。やはり肉の臭み消しによく用いられるスパイス。健胃作用もある。これは取り扱い注意。大量に摂取するとちょっと危険だったりする。
シナモン。和名肉桂といって、クスノキ科の樹木の皮を乾燥させたもの。古くはミイラの防腐剤なんかに使われたこともあって、殺菌力が高い。独特の甘い香りがするので、デザートや最近ではコーヒーにパウダーを入れることも多い。

と、代表的なものを列挙するだけで分かる通り、総じて防腐、健胃整腸作用が強く、つまりは食中毒防止ということ。ここにあげたものはすべて漢方薬としての名前、効能なども定義されているので、興味ある人は調べてみて欲しい。
またこの他にも胡椒やチリ(トウガラシ)、マスタードシードなどをつかうこともあるけど、こういう「辛い」系はもちろん防腐効果が高いわけですね。インドにトウガラシが持ち込まれたのはコロンブスのアメリカ大陸発見のあとと言われていて、カレーの歴史の中では最近と言って良い出来事なんだけど、相性がいいわけだ。

ということで、疲れた時にはしっかりと食事をできるカレーというのはあながち根拠の無い選択ではないわけで、今日は渋谷で個人的に気に入っているカレー店に立ち寄った。
でも注文はやっぱりキーマなんですけどね。

【本日のお店情報】
店名:シブ マハール
住所:東京都渋谷区道玄坂2-6-2 美奈津ビル2F
営業時間等:
11:00~23:00(L.O.22:30)

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