食べ〇グに掲載された情報が間違っていることもある

エミール・ガレというアーティストがいる。本名、シャルル・マルタン・エミール・ガレ。
アール・ヌーヴォーを代表するフランスのガラス工芸家で、ほかに陶器や家具のデザイナーであり、父親から引き継いだ家具工場を発展させつつ、自分でもガラス工芸の向上を建て増して経営する企業経営者でもあった。

「月光色」ガラスと呼ばれる淡青色に発色させたガラス工芸や陶器ででパリ万博銅賞、庭園装飾のための陶器で銀賞を受賞。
とにかくマルチに才能を発揮しまくるスーパーアーティストなのである。

この人のガラス工芸、とくに花瓶は今でも評価が高く、たまに某鑑定番組にも出てきては高値を付けていることで知っている人も多いかもしれない。
ちなみに贋作も多いので、この人の作品が出てくるとわくわくする。さてこれはあたりかはずれか、って感じで見るわけだ。いや、我ながらゲスいとは思うのだけど。

で、このスーパーアーティストさん、多少日本と関わりがあり、利森林学校に留学中の農商務省官僚で美術に造詣の深い高島得三と交流を持っていたらしい。彼との交流の中で、日本の文物や植物などの知識を得たとか。
さらにその後、日本の水墨文化からインスピレーションを得て黒褐色のガラスを生み出し、これがとにかく高い評価を得たらしい。
本当に多芸な人はどんなところからでも創作のヒントを得られるという例だと思う。

ただこの人、白血病のため58歳という若さで亡くなってしまったため、日本との縁はそれくらい。
来日したこともなかったはずだ。

なんでこんなことを書いたのかというと、「長瀞とガレ 高田馬場店」というお店の名前を見つけたときふと思い出したのがアーティストのガレだった、というシンプルな理由。
え?長瀞?埼玉の?特に縁がある地名でもないし、なんで?
というわけ。

まあ種明かしをしてしまうと店名のガレは彼のことではなく、ガレット。
フランス北西部の郷土料理でそば粉を使っているクレープみたいなアレのこと。
まあこの店のガレットはそば粉使ってないんじゃないかなぁ、と思うけど、別にガレットにそば粉は必須じゃないようなのでこれはこれでありなのか、という感じ。

食べたのはみそ豚ガレドッグといって、秩父名物の豚のみそ漬けを、この店が言うところのガレット記事でくるんだホットドッグ風なスナックサンドイッチ。
みそ漬けというだけあってしっかり豚に味が付いているので、ケチャップやマスタードがなくてもおいしくいただける。

ただこの生地、妙にもちもちでして。ガレットというよりみそ豚お好み焼きドック、って感じ。
うん、まったく悪くないし、むしろおいしいんだけど、なんというかネーミングから味を想像してから食べにかかると違和感にびっくりする、って感じ。

まあ最初に思い浮かべたのが人名って時点で何を言っているんだ、って感じなんだけどね。

あ、ちなみにこのお店、食べログの掲載住所が違うはずなので注意。。あれは隣のカレー店の住所じゃないかな。
なお、場所としてはラーメン屋が数店入っては消えていった場所になる。前の店舗撤退の理由は下水処理の問題で店とビル側でもめたって聞いた(油多すぎて排水管がつまったとか)んだけど、その辺一気に改修したんだろうか?

【本日のお店情報】
店名:長瀞とガレ 高田馬場店
住所:東京都新宿区高田馬場4-13-10
営業時間等:
情報なし

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