みそラーメンとお家騒動の話

もう一昨日になるか、会社の友人が某みそラーメン店を激賞しているわけである。道玄坂を登り切ったあたりにある、ぱっと見ではなんて読むんだこれ、ってお店のこと。
で、自分などは思うわけだ。
まあそことか船堀のあそことかもいいけど、その系統の味が食べたければ高田馬場に本流があるよな、と。
ラーメン店の系譜というか、どの店の誰それがどの店で修行してのれん分けをしてもらい、みたいな話をしだすと、とにかく書くことが多すぎる、というくらいに複雑怪奇なのが現状なのだが、本日紹介するお店の原点はその中でもなかなかにぐちゃぐちゃである。

もともとは現在の本店の店長のお母さまに当たる人が札幌に開いた店が発祥。
この時に漢字表記とその読み方が特徴的な店舗名にしたのがある意味でこじれた原因なのかもしれない。

その後、三男が読みを受け継いだ店舗をつくり新横浜ラーメン博物館に、長男が漢字表記を受け継いで高田馬場に、とそれぞれが東京に進出。
ちなみに三男の店舗は漢字も読みも受け継いだ後、現在では読みだけのひらがな表記にしている模様。まあわかりにくいと評判だったんだろうなぁ。
もしかすると、この騒動のごたごたで改名した、という可能性もあるのだけれど。

まあ要するにお家騒動なわけだ。
どちらが先で、どちらが乗っかったのかはググればすぐわかるので割愛する。こちらとしては、美味しければ元祖も本家もどうでもいい、というのが本音なのだ。

この2店舗、オフィシャルサイトでそれぞれの店舗の歴史を公開しているわけだが、読み比べてみると実に面白い。
細かい出店地名は異なるのだが、母の店舗を受け継いだ経緯も含めて大体ほとんど一緒なわけである。つまりはどちらも自分たちが正統後継者だ、と主張しているわけ。
まあ今のところ相手を攻撃するようなことにはなっていないようだけど、内心どうなのだろうな。
流布されている経緯が正しければ、まあ心中穏やかではいられないこともありそうなもんだけど。

さて、話がそれまくった。
その長男の店舗が東京進出した際に使っていた場所で、そこで修行をしていたスタッフが独立して立ち上げたみそラーメン店『さっぽろ羅偉伝 高田馬場店』に寄らせていただいた。

基本的には師匠の味を素直に受け継いでいる。
表面に油の層ができているため、湯気がたたないのだが、これをそのまますすったりすると意外な熱さにやけどをしかねない。
まずは麺と具材をざっくりと混ぜるようにひっくり返し、湯気を立てて熱を抜くのがマイルール。
息を吹きかけるのは何だが女々しくて、こうした男らしいみそラーメンにはあわない気がするので豪快にいくのがそれっぽい気がする。

麺を完食し、スープ、水、またスープ……とラーメン店にありがちなエンドレスの未練を断ち切って席を立つ。ああ、うまかった。

【本日のお店情報】
店名:さっぽろ羅偉伝 高田馬場店
住所:東京都新宿区高田馬場3-12-8 高田馬場センタービル 1F
営業時間等:
11:00~22:30

今週のブログテーマ】今回のテーマ:【「食欲の秋」】

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